本日はつみたてNISAについて学びたいと思います!
今回のコロナショックで資産が半分ぐらい無くなってしまった(笑)ので、しばらく個別株の投資を辞めて投資信託を買ってみようかなと思ったのがきっかけです。
メリットだけでなくデメリットも紹介しており、これから投資を始めようと思っている方にも理解してもらいやすい内容になっておりますので、一緒につみたてNISAを学びましょう!
つみたてNISAとは
ざっくりいうと得た利益に対して税金のかからない投資です。
特徴をまとめると以下のようになります。
- 利益に税金がかからない(非課税扱い)
- 一年につき40万円まで購入可能
- 非課税期間20年
- 一人一口座のみ所有できる
- 投資可能期間2018年〜2037年
- 投資信託が対象(個別株は対象外)※
- 通常のNISA とは併用不可
※一部ETFも対象ですが、基本的に購入対象にはならないと思います。
購入できるのは投資信託で個別株の購入はできませんが、非課税期間20年から分かる通り長期投資に向いています。
一度購入する投資信託を決めれば、その後は自分で判断することは少ないため、投資に時間を割くことができない方や、個別株に手を出したく無い人にオススメです!
つみたてNISAのメリット
つみたてNISAのメリットは大きく分けて以下の3つです。
- ①利益に税金がかからない(非課税扱いになる)
- ②投資の深い知識が無くても利用可能
- ③比較的利益を得やすい投資
①利益に税金がかからない(非課税扱いになる)
一番のメリットはやはりこれでしょう。
投資信託で利益を得た場合は20.315%の税金がかかりますが、つみたてNISAで購入した分の利益は税金がかからないため、とってもお得です。
・満額40万円を年率5%で20年間運用できた場合
元本 400,000円 利益 661,319円
661,319円 ✖️ 20.315% = 134,346円お得!
さらにこれを2037年まで続けると
134,346円 ✖️ 18年 = 2,418,228円お得!
本来税金として払うはずだった約240万円が手元に残ると思えば、かなりお得なんじゃないでしょうか!
②投資の深い知識が無くても利用可能
全く知識が無いのはダメですが、つみたてNISAを始める際に選ぶのは証券会社と購入する投資信託ぐらいですから、個別株でしっかり利益を出すことに比べれば勉強量はだいぶ少なく済みます。
本業の仕事が忙しく勉強に時間を取れない方や、個別株の勉強をしてみたけれど、自分には厳しそうなんて人にはありがたいですよね♪
③比較的利益を得やすい投資
つみたてNISA はその名の通り長期間積み立てを行う投資ですので、短期の投資に比べて利益を得られやすい投資法になっております。
基本的には毎月定額を積み立てていくため、株価が高い時は購入口数が少なく、低い時は多いため将来的には利益を得やすいです。
今回のコロナショックのように積み立て途中に株価の大暴落があっても、その後株価が回復していけば利益を得ることができますし、むしろ株価がずっと右肩上がりだと購入できる口数も少なくなっていく一方ですので、今のような暴落時にこそ積み立てチャンスですよ!
含み損を見るのは辛いかもしれませんが、含み損が出ているときにつみたてNISAをやめてしまうのは非常にもったいないですので、「暴落時こそ積み立てチャンス!」は絶対に覚えておいてください。

つみたてNISAのデメリット
つみたてNISAのデメリットは大きく分けて以下の3つです。
- ①将来的に損をする可能性がある
- ②他の株式投資と損益通算ができない
- ③一度購入した投資信託は他証券会社でへ移せない
①将来的に損をする可能性がある
利益に税金がかからなくなるだけで、投資であることには変わりませんので、比較的利益を得やすい投資法とはいえ、ちょうど20年後に株価が大暴落していた場合は損をする可能性があります。
投資信託の投資対象次第では購入後にずっと価格が下がり続けてしまう可能性も0ではありませんので、つみたてNISAを始める際にこの投資信託は将来的に価格が上がっていきそうか慎重に見極める必要があります。
損をしても結局投資は自己責任ですので、投資信託選びに関してはしっかり勉強してから始めるようにしましょう。
②他の株式投資と損益通算ができない
株式投資は通常であれば損益を通算し、最終的に得た利益に課税されますが、つみたてNISAで損失を出したとしても他の株式投資で得た利益と通算することができないため、通常の積み立て投資をした場合に比べ税金が高くなってしまいます。
この損益通算ができない部分は見逃されがちですのできちんと理解しておきましょう。
・通常の投資信託の利益 −10万円
その他株式投資の利益 40万円 の場合
課税される利益 40万 − 10万 = 30万円
・つみたてNISAの利益 −10万円
その他株式投資の利益 40万円 の場合
課税される利益 40万 − 0万 = 40万円
③一度購入した投資信託は他証券会社へ移せない
一度どこかの証券会社の口座でつみたてNISAを始め、投資信託を購入後に別の証券会社に変更したいと思っても、これまで購入した分については変更先の証券会社へ移すことはできません。
口座の変更も手間がかかるので、どの証券会社でつみたてNISAを行うかも始めによく検討し、基本的には一度積み立てを始めたら会社は変更しないようにするのが良いと思います。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
今回は簡単につみたてNISAの概要について紹介させていただきましたが、もちろんこの記事の情報だけではつみたてNISAを始めることはできません。
実際につみたてNISAを始めるにあたって必要な手続きや証券会社・投資信託の選び方については、また別の記事で学んでいきたいと思いますのでご期待ください。
実際に私も今年からつみたてNISAを始めますので、メリット・デメリットを正しく理解し一緒に将来の資産形成をしていきましょう!
金融庁にはつみたてNISAのQ&Aなどもあるので、参考にしてみてくださいね。